What in my head

in My brain

看護師国家試験に落ちた話

 

 

「ごめん、国家試験落ちてしまった。。」

 

大好きな春が、大嫌いになってしまった瞬間だった。

 

 

周りは絶えない笑い声、内定先の病院に連絡

今後の暮らしに夢や希望など思いにはせていたなか、

 

わたしは、受験番号がなかったことに

いまだに思いを受け止められずにいた。

 

 

 

この時期になると、卒業シーズンや入試合格発表などがあるけども。

 

私は、看護師国家試験の合格発表を思い出す。

 

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2016年の春。

楽しかったヨーロッパ卒業旅行を終えて、その次の日は卒業式。

 

国家試験は、優秀な友人も難しかったといったぐらいのレベル。

自己採点すると、正直国試合格は、ぎりぎりのラインじゃないかな。

合格であることを願っていた。

 

 

そして、合格発表の昼。

 

厚生労働省のHPで該当する受験番号のPDFの開いた。

 

そして

受験番号をさがした。

 

「?」

 

「。。。?」

 

「。。番号がない。。」

 

何度もリロードして、今年度のもので間違いないか

確認した。

 

 

でも

 

「ない」

 

ショックを受け止められないのと同時に

お先真っ暗になった

 

同時に、お世話になった教授から電話がかかってきた。

 

「これから、どうしようか。養護教諭の先生につなごうか」

と、お気遣いの電話をいただいた。

 

数分後

内定先の病院の看護担当の方から電話がかかってきて

「番号がないようだけど、落ちちゃったんだね。これからどうするか

改めて話そうか。」

 

と、電話があった

 

2本の電話の後に

 

「あ、自分看護師国家試験に落ちたんだ。」と。

実感してきた。

 

そして

両親には本当に申し訳なさ過ぎた。

こんなにも大金払って大学にいかしてくれたのに

こんな結果になってしまって

どんな顔をすればいいのか。

 

両親にいうまで、不安ばかり。

 

 

 

 

 

そして、家にこもるのもしんどくなり、

とりあえず大学に出向いた。

 

大学に行くと

同級生の喜びの声や期待にあふれていた。

 

私だけ、よどんだ空気。

 

それから、教授の元へいき、

今後の進路についてどうするのか相談した。

 

昨日、「卒業おめでとう。」

と、喜びであふれていたのに、

今日はどん底の気分だった。

 

どん底の気分な私をさっしてくれたのか

私が一言発するまで、教授はそばにいて、ただ寄り添っていてくれた。

 

幸い養護教諭の免許はもらっていたから、

それを生かして働くこともできる。

 

というアドバイスをもらった。

 

しかし、

 

「看護師国家試験の免許は必ずとりたい。」

 

 

その思いは強かった。

 

いったん浪人の道を選んだ。

 

 

 

家に帰り、両親も帰ってきて

「国家試験におちた、ごめんなさい」

 

と、素直に自分の思いを話した

 

 

両親は、最初は受け止められなかったけど

 

「応援してるよ」

 

と、応援と励ましの言葉をもらった。

 

 

 

 

それから、後日、内定先の病院の看護担当の方とあった。

 

内定先からは

「看護師の勉強をしながら、看護助手で働くのはどうかな

将来は、看護師として働くのはどうかな。」

 

という、提案をいただいた。

 

正直、やっていけるかなと、不安にもなったけども

 

「はい。ありがとうございます。」

 

と、二つ返事をして、前向きにまた私のもとに光がきたような

道が見えたことに安心がでてきた。

 

 

春から病院で看護助手として働きながら、

看護師免許取得を目指した、2016年のはじまりだった。